MRによる医薬品卸との接し方

MRで絶対に外せない朝の営業場所がある。
それが医薬品卸だ。

MRによっては、医薬品卸へほとんどいかない会社もある。
ただ、実際のところほとんどのMRはデポを訪問してMSと話をする。
この理由は単純であり、それを実施したほうが圧倒的に成果が上がるからだ。では、どう接すればいいのだろうか。

転職できるMRはMSを有効活用する

他の製薬企業へ難なく転職できるほど成果を出すMRは必ず医薬品卸を有効活用する。

なぜ、MSが重要なのか。まず、自分の時間は限られている。すべての医療機関や薬局を回るのは普通に考えて無理。

どれだけ訪問回数が多い得意先であっても、週2~3回が限度だ。

一方で医薬品卸MSは毎日、同じ得意先を回る。医薬品を欠品させてはいけないため、エリアを細かく分けて訪問するのだ。

そうなると、医師や薬剤師によっては毎日訪問してくれるMSを信用することがある。

つまり、MRの話は聞かなくてもMSの話なら聞く先生がいるのだ。
まずはこの事実を認識しよう。

そうとわかれば、取るべき行動は明確だ。
それは、MSを味方につけるということ。

どれだけMRが薬を説明してもダメなときは多い。そこで、MSから説明してもらうようにする。
MSはMRほど知識がないことが多いのでフォローは必要だが、フォローさえすれば強力な味方になってくれる。

ダメMRであるほどMSの力を軽視する。
重視するMSを見極める必要はあるものの、MRは医薬品卸へ出向いて信頼関係を作らなければいけない。

MS以外の人に注力する

朝の医薬品卸はあわただしい。常にドタバタしている。そうした中、タイミングを見計らって話しかけなければいけない。
当然、MSだけでなく支店長へのあいさつも必要だ。

ただ、多くのMRは支店長とMSだけにしかあいさつしない。
そのため、いくら頑張っても成績が上がらない。MSも協力してくれない。

本当に仕事のできるMRなら、医薬品卸MS以外にも注力する。
もっといえば、デポの薬剤師や業務担当者に対しても情報提供する。

これらの人に注力しない以上、いつまでたっても二流だ。

薬剤師であれば、新薬情報や薬剤の使い方などを情報提供すればいい。

また、業務担当者には包装変更を知らせると非常に喜ばれる。

業務の女性は別の部屋にいることが多いので忘れがちだが、
こうした情報提供をすると非常に喜ばれる。
業務まで目にかけるMRは皆無に等しいため、これをするだけで業務の人たちに信頼してもらえる。

その結果、どうなるか。

デポの管理薬剤師や業務の女性はあなたに対して
良い噂を支店長やMSに対して流してくれる。
結果、MSとの関係が非常に良好になる。

そうなるとこれまで以上にMSが協力してくれるようになる。
つまり、あなたの成績が向上しやすくなるのだ。

分身を作ることに注力する

自分の時間は限られているため、あなたの商品を積極的に医師や薬剤師に
説明してくれる分身をどれだけ作れるのかは非常に重要だ。

こうした分身はMS以外に作ることができない。

MSは知識的にどうしても乏しくなるため、当然ながら最初の教育は大変だ。
ただ、最初だけ我慢すれば後は自動で薬を説明してくれる。
またMSとの信頼関係も構築できる。

ダメMRはすべて自分で仕事をしようとする。

しかし、転職のできる優れたMRは仕事を周りに投げる。
さらに仕事のできるMRは、自分の分身を作ろうとする。

要は、自分が動かなくても勝手に成績が上がる仕組みを作り上げるのだ。

自分があくせく働いてほとんど成績が上がらないのと、
協力的なMSを何人も作ることで自動で薬が売れていくのとどちらが良いか。

当然、後者である。

仕事のできる人は仕組みを作っている。
これはMRも同じだ。MSを活用すれば、自動で成績が上がるようになる。

これからMSとの協力を作ろう

MSと情報交換しているとさまざまなことがわかってくる。
その人しか知らない情報は意外と多いものだ。

特にあなたが赴任して間もないのであればMSの存在は貴重だろう。

前任者の情報だけでは不十分だ。
うまく伝わっていない情報や得意先のルールがたくさんある。

これらは毎日同じ得意先に出向いているMSに聞いたほうがいい。

また、前任者が「あのクリニックの医師は微妙だ」と言っていたとしても
それを鵜呑みにしないほうがいい。

それは前任者MRとの仲が悪かっただけであり、
あなたが関係修復するように動けば一気に売り上げを伸ばせるチャンスになる。

ただ、前任者とどのようなトラブルがあったのかを含め、
MSはそれまでの歴史や過去、院長先生の性格などをよく知っているので
事前にどのようなことがあったのか聞く必要がある。

しかし、それさえすれば突破口を見出すことができる。
マイナスからスタートするというのは、大きく前進できるチャンスでもあるのだ。

とはいっても、これを一人だけの力でするのは無理。
だから医薬品卸MSを必ず活用すべきなのだ。

MR活動をするとき、MSの存在を軽視している人は多い。
中には「MSよりもMRの方が上」などのように考えているやつもいる。

しかし、それは違う。
MSはパートナーであり、あなたの分身にもなりえる存在だ。

しかも、赴任当初を含め教えてもらうことは多い。
医療機関の最新の動向も毎日訪問しているMSの方が詳しい。

医薬品卸MSを制するMRであるほど、成績が高い。
MSとパートナーシップを結んで大きな成績を出すようにしてほしい。

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