MRが学術論文を制覇するには

医療営業職として、MRが活動するためには学術論文の活用が重要です。
つまり、文献をもとにして医者へアプローチする。

英語はMRにとって重要ではない。
しかし、英語論文をザックリとでもいいので読める技術はどのMRであっても必要になります。

しかし、論文を読むときはポイントがあります。

論文のある場所を理解しよう

まず、どこに論文があるかまったくわからないかもしれません。
先輩MRに聞いても微妙な答えが返ってくるかも。
しかし難しくない。
論文はネット上に転がっています。

まず、「PubMed」と検索しましょう。
医師や研究者、MRを含め全員がここで論文検索をします。

具体的には薬剤名(一般名)を入力するといいです。
薬の商品名は日本だけで使われていることも多く、一般的ではないので
薬剤名を入力して検索する必要があります。

そのため、ジャヌビアと入力しても検索されず、シタグリプチンといれます。
もちろん英語論文なので日本語名ではなくShichiguripuchinと入力する必要あり。

そうすればそれに関する多くの論文がヒットします。

その中から好きな論文を選んで読むだけ。
そうすれば、最新の知見を得ることができます。

MRは無料で論文読み放題

注意点としては、個人のプライベートなパソコンやタブレットなどから
アクセスしても論文を見れないということがあります。

学術論文は無料で見れるわけではなく、お金を払わないと見れません。

しかし、ありがたいことに製薬会社はそれぞれに学術論文と契約していて
無料で論文を見れるようになっています。
製薬会社から支給された端末からアクセスすれば、問題なく論文を閲覧できるようになっています。

MRでは、それだけで論文を見たい放題という優位な立場にあります。

これが医師であれば、たとえ病院の医師であっても論文と契約していない場合は論文を閲覧できない。
一方でMRは論文を見れる。

こうした立場を利用すれば、医師に論文を提供することも可能になります。
もちろん、医師から要望があった場合だけにはなるが、論文まで理解し、論文提供可能なMRとして重宝される存在になる。

会社のパンフレットだけでは二流

論文を見たうえで情報提供するMRは他にもそれだけで優位に立てます。

製薬会社から提供されるパンフレットだけで勝負するMRがほとんど。
しかし、その中で論文の情報からも情報提供できるMRがいればどうだろうか。

ぶっちゃけ、会社が作るパンフレットの内容をそのまま信用するアホな医師はいない。
パンフレットは製薬会社の都合によって好きなようにグラフを操作できるからです。

しかし、これが学術論文ならどうか。

文献は中立的な立場で発表されるようになります。
ある程度、著者(研究者)の意見は入るものの、少なくとも宣伝用に作られたものではありません。

そのため医者は製薬会社が作るパンフレットよりも英語論文の方を信じます。

さらに、会社の情報だけでは非常に少ないです。
本当に情報提供で医療に貢献したい場合、文献からも仕入れるMRの方が信用されます。

想像してほしい。

あるMRはパンフレットを開き、そこからしか情報提供しない。
一方のMRは「〇〇年にLancetで発表された内容ですが、
弊社の薬と△△を組み合わせれば副作用を軽減できるという発表があります」と情報提供するMRでは
医師はどちらを信用するだろうか。

これについて、いわなくても結論は誰でもわかる。

英語論文を読むコツを学ぶ

しかし、文献を読むとはいっても英語になる。

私を含め、英語が得意でない人がほとんどでしょう。
中学英語しか扱えないため、私だけでなく外資系製薬企業にいる周囲の人も英語がまったくダメです。

しかし、私はそれでも英語論文を読んでいます。

これは私が必死に努力したからではない。
英語論文を読むときのポイントを理解しているからです。

ポイントは非常に簡単です。
それは、要旨(Abstract)だけを読むということです。

タイトルと要旨を見れば、論文でいいたいことがわかります。
基本的には要旨だけを頑張って理解し、この内容をもとにして情報提供すればいい。

最もダメなのは、論文に書かれてある内容をすべて理解しようとすること。
ハッキリいって、それは時間の無駄でしかない。
ただでさえ難しい学術論文なのに、さらに統計の方法や研究の仕方まで書かれている内容を理解するメリットはまったくないです。

そうではなく、論文の主旨だけ理解しましょう。

もし、その論文の内容が気になるのであれば、考察「Discussion」まで飛んで読めばいいです。

要旨(Abstract)から考察(Discussion)まで一気に飛んで、考察だけを読めば
その論文を読破したことになります。

考察には著者自身の考えや結論から推測できることなどが書かれている。
そのため、考察の内容は医師へのトークにそのまま転用できるというメリットがあります。

こうしたことから、論文をすべて読む必要はありません。
必要なのはタイトル、要旨が基本であり、ここに考察が加わるだけです。

多くのMRはこの事実を知らずに、英語というだけで論文を敬遠しています。
しかし、少しのコツさえつかめば問題なく文献を制覇することができます。

他の人と同じことをしていても、営業成績が向上することはない。

数字の上がるMRは全員、隠れた努力をしている。
その一つがここで述べた英語論文であることに間違いはない。

MRは英語を話せる必要はまったくない。
しかし、英語論文の要旨を読むスキルはMRにとって必須だといえる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です