MRで避けて通れない出禁の問題

MRとして働いていると、さまざまな嫌なことがある。
その一つに精神的な苦痛があるのではないだろうか。

いってしまえば、MRは楽な仕事といえる。
有給休暇はいつでも取れるし、待ち時間も多く暇をしている時間が非常に長い。
そして年収は他の営業に比べると段違いでいい。

しかし、精神的なストレスが大きいという大きなデメリットがある。
その中でも医師を相手にするうえで通れない出禁(出入り禁止)について
考えていきたい。

MRで出入り禁止になることはよくある

営業では出入り禁止を言い渡されることがあり、
これはMRでも同様だ。
医師だけでなく、薬局から出禁を食らうこともある。

では、なぜ出禁になるのかというと、答えは簡単です。
それは、医師を怒らせたときです。

まあ、当たり前のことをいっているわけですが、なぜ医師は起こるのでしょうか。
これについて本気で考えないとダメです。

あなたに明らかに落ち度がある場合はダメだが、多くの場合で出禁をいわれるときは
あなただけでなく医師側も悪いことが多い。
そのため、医師は感情にまかせてあなたに出禁を言い渡すのだ。

このとき最もダメな行動は、出禁を真に受けて医師との関係を
完全に切ってしまうことがある。

怒らせた相手であるため、訪問しにくい気持ちは非常によくわかります。
私も医師を怒らせた後、謝罪に行くのにはいまだに慣れません。

ただ、それでも出禁を食らった後でもあきらめずに謝罪しにいく必要があります。

いつかは許してくれる

私の経験的には、いくら出禁を食らったとしても
相手が人間の底辺でゴキブリのような性格の持ち主でない限りは
誠心誠意を込めて謝ることで許してくれます。

もちろん、謝るとはいっても1週間ほどで許してくれることはありません。
相手が本気で起こった場合、数か月はかかる。

私も医師から出禁を食らったことがあります。
そのとき、わりと売り上げの大きい得意先だったので数字が落ち込み、
非常に困った経験をしたことがある。

ただ、先生が朝病院へ出勤する時間は知っていたので、
そこで何日も待って「おはようございます。あのときは大変申し訳ございませんでした!」と
謝罪する作戦を実行することにしました。

最初の一週間はずっと無視されました。
ただ、三週間ほど同じことを継続していると、医師側も「これまで関係は悪くなかったため、
さすがに無視し続けるのは悪い」と思ったのかどうかはわからないが、
「最近、どうだ」と声をかけてくれた。

そこからは、和解の一途をたどるようになった。
しかも不思議なもので、和解して三か月ほど経過したときには
出禁を食らった時よりも圧倒的にその医師からの売り上げが大きくなったのだ。

意外と食らいつくMRはいない

私としては、なぜ出禁を言い渡された後の方が
良い数字になったのか非常に不思議でした。

ただ、「雨降って字固まる」かどうかわかりませんが、
出禁を言い渡された医師とはより本音で話し合える仲になっていました。

そこで、処方数が増えたり新規採用がそれまでよりもスムーズになった理由を聞いたら、
「お前のように必死に頑張って関係修復しようとしたやつはほとんどいない」と答えてくれました。

多くのMRは出禁を食らった後、それだけで引きさがるようです。
もちろん、数回は誤りにくるがそれだけです。
その後、何度もあきらめずに訪問する営業は皆無です。

そうした中、あきらめずに何度も訪問した私を非常に評価してくれたようです。

ピンチはチャンスである

今回はたまたまうまくいきましたが、やはりあきらめないことが重要だといえる。
多くの人はあきらめてしまう。
そのため、チャンスがまわってこない。

今回は病院の前で待つ作戦を実行したが、もしそれができない場合は
やはり他の作戦を考えていただろう。

手紙を送る、MSを活用するなどなんでもいい。
できない理由などは考えず、どのようにすれば何度も謝罪できるのかを考えるのだ。

出禁を言い渡す医師としては、あなたに100%の落ち度がない限り、
会いに来ているあなたを何度も何度も面会拒否することに対して
罪悪感を覚えるようになる。

多くの人は数回拒否されるだけであきらめるが、私の場合は
三週間ほどずっと毎朝医師のために待っていたわけです。
そうして、医師の心に「私に対する許しの心」が芽生えたとき、ようやく出入り禁止が解かれる。

相手を好きになるべき

そうはいっても、相手の医師が完全に悪いのに
一方的に出入り禁止になるなど、モンスタードクターだと考えてしまうことはよくある。

そうしたとき、相手の顔を二度と見たくない衝動に駆られてしまう。

ただ、営業職である以上、そうした個人的な感情を捨てて
数字を出すために医師と和解しなければいけない。

そのためには、どれだけ嫌な医師であったとしても、相手を好きになるように努力するべきだ。

もしかしたら、相手医師の良い点がまったくないように思うかもしれない。
ただ、それは間違い。
あなたが医師のことをよく知らないだけです。

例えば、医師の生年月日や家族構成、趣味などを知っているだろうか。
これらを知らないで、「あの医師は良い点がまったくない」と決めつけるのは乱暴だ。
それでは、いつまでたっても二流MRのままだ。

医師を詳しく観察しよう

そこで医師のことをよく知るようにしよう。
医師を注意深く観察しよう。

もしかしたら、医師に小さい子供がいて家族思いかもしれない。
または、海外で国際的な活動に参加しており、
貧しい子供たちのために尽力した経験があるかもしれない。

そうした姿が分かれば、それらの素晴らしい点を好きになってほめればいい。

人を好きになるのはそこまで難しいことではない。
ダメな部分ではなく、良い部分だけに目を向けるだけだ。

そうして医師と本気で向き合えば、医師が欲している情報や
MRに期待しているものが見えてくる。
ここまでくれば、MRとして医療に貢献し、医師の手助けをすることで
良い数字を継続的に残せるようになるはずだ。

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